えっと、彼女が遊びに来たときの話はそろそろ終わり。
(これ以上リクエストがあれば...いや、無いよね)

それ書いてた間飛ばした話は、
まずテニスの全米オープンですかね。

Federer

フェデラーがロディックに勝って3連覇、
って言うのは、順当ですけど、
個人的にはロディックが勝てるかもと思ってました。

サーブとフォアハンドだけのテニスだったロディックが、
コナーズの指導でバックハンドとリターンを磨いて、
フットワークもかなりよくなってます。

Roddick

それでも、まだサーブ以外はフェデラーに劣りますし、
さらに大きな差があるように思えたのは、
「読み」でした。

ロディックと比べて、
相手の打った球に反応する始動のタイミングが、
フェデラーの方が明らかに早いんです。

そして、試合の始まりと終わり、
フェデラーが圧倒的な展開になったのは、
例の肉食獣の嗅覚みたいなところがありました。

ロディックは、メンタルな面で、
ちゃんと準備が出来ていなかったんでしょう。


でも第2、3セットは互角の勝負で、
フェデラーがギアを上げなければならない状況に、
ロディックは持っていくことが出来ました。

ロディックがこの調子で頑張れば、
ナダルも含めた3強にするのは、
十分可能だと思います。


ところで、この試合は、
近頃フェデラーとの比較が流行ってる、
タイガー・ウッズが見に来てました。

Tiger
(左はタイガーの妻エリン・ノルデグレン、
右はフェデラーの彼女ミルカ・バブリネク)

試合前のコイントスは、マルチナ・ナブラチロワ。
今大会、混成ダブルスで優勝しました。

Navratilova
(右はパートナーのボブ・ブライアン)

これで引退するらしいです。
アガシより、ずっとすごいですね。

アガシ、大した事無いね、ってことじゃもちろん無くて、
来月50歳になるってのにスラム大会に出てる、
ナブラチロワがすごすぎるんです。

シングルスで167のタイトル、ダブルスでも178。
メジャーでは、シングルスで18回、
女子ダブルスで31回、混成ダブルスで10回優勝しました。

他の人と比較のしようが無い数字です(笑)。


アガシとナブラチロワの引退や、
会場がビリー・ジーン・キング・ナショナルテニスセンターと
往年の名選手にちなんで名付けられたり、
アメリカのテニスの過去が目立つ大会でした。

会場命名の式典では、こんなシーンも

American greats

左下のビリー・ジーン・キングと、
その右のクリス・エヴァートが談笑するのを、
後ろでジミー・コナーズとジョン・マッケンローが見守ってます。

コナーズはロディックのコーチ、
マッケンローはテレビ解説者としても、
大会に関わってました。


ところで、
ロディックが決勝、ジェームズ・ブレークが準決勝に行って、
アメリカ男子は今後に期待が持てる大会だったのに、
女子の方は全然でした。

ヴィーナス・ウィリアムスは欠場して、
3回戦まで残ったのは
なんとセリーナとダヴェンポートの2人だけ。

準々決勝でエナンにダヴェンポートが負けた時に、
すでにアメリカ勢は全滅。

2000~02年には、
アメリカ人でメジャー9連覇もしたんですが、
遠い昔のように思えます。
(個人的には、今の方が面白いです)

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