シアトル、今朝は珍しく大雨でした。
ちと寒かった(午前中ずっと10℃くらい)

先週、6人のバスケットメンが殿堂に入りました。


まず、チャールズ・バークリー

Barkley

2mに満たない身長でPFが出来て、
これだけリバウンドが取れる選手は、
彼以降出てきてませんね。

ポジションの常識を打ち破る選手が出てくると、
「○○(ポジション名)に革命を起こしている選手」
って言うコメントをする解説者がよくいるんですけど、
その選手を真似できなかったら革命にならないわけで(笑)
バークリーはなかなか真似の出来ないすごい選手でした。

NBAでプレーしたのは、84-00年。

その期間、12546リバウンドは、
ハキーム・オラジュワンとカール・マローンに次ぐ3位。
23757点取ったのも、
マイケル・ジョーダン、マローン、オラジュワンに次ぐ4位でした。
主にPFとして1試合平均4アシスト近く記録したのも見事。

バルセロナ(とアトランタ)のドリームチームで金も取りましたし、
ただ1つ欠けている物は、NBA優勝のリングでした。
(バークリーの発言についてちょっと前書きました→リンク


次に、ドミニク・ウィルキンス

Nique

まずは、派手なダンクで有名な選手ですね。
あだ名は「Human Highlight Reel」。
ここのページ に、ハイライトがいくつも。
一番下の2つはいくつもまとめて見られます。

NBAにいたのは82-99年。
通算26668点は、同じ時期ではジョーダンとマローンに次ぐ3位。
本人も、ダンカーとしてではなく、
スコアラーとして思い出してもらえたら、
って事を言ってました。

バークリーと同じで、優勝からは縁の無かった選手ですね。


もう1人、選手として入ったのがジョー・デューマース

Dumars

85年から99年までプレーして、
「Bad Boys」、デトロイト・ピストンズで2回優勝。

しっくり来たのが、
彼がBad Boysの中でGood Guyだった、っていう表現。
ロッドマン、レインビア、トーマスなど、
乱闘もよく起こしたチームだったのに、
NBAのスポーツマン賞は、ジョー・デューマース・トロフィー(笑)

殿堂入りした理由は、数字に残らない守備と、
優勝に繋がったチームプレー、スポーツマンシップ、
それから引退後のGMでの活躍でしょうね。
(ピストンズは2年前優勝、去年は準優勝)

彼がプレーした期間の個人成績では、
得点で13位、3ポイント成功数は19位、アシスト19位。
(これでもいい数字に絞ってます、笑)
お世辞にも、記録に残る選手とは言えないです。


国際枠で殿堂入りするのが、
イタリアの元選手・コーチ、サンドロ・ガンバ

Gamba

オリンピア・ミラノとパラカネストロ・ヴァレーゼで、
5回の国内リーグ(セリエA)優勝。
ミラノでは欧州クラブ選手権にも優勝したらしいです。

イタリア代表の監督もやっていて、
主な業績は83年の欧州選手権優勝と、
80年、モスクワ五輪での銀メダル。

今のイタリアが、世界の強豪入りしているのは、
彼の貢献が大きいのかもしれませんね。


女子枠で入ったのが、ジーノ・オーリエマ

Auriemma

えぇ、女じゃないです(笑)
でも、コネチカット大女子バスケの監督をしていて、
5回全米優勝してる名コーチです。


最後の1人が、デーブ・ギャヴィット

Gavitt

ジャビットではありません。
この人は、ガンバさんよりさらに知らない...(苦笑)

でも、今では大学バスケを代表する、
Big Eastカンファレンスを70年代に創立したり、
その後、大学スポーツ協会(NCAA)のバスケのトップになって、
NCAAトーナメントの人気向上に色々と貢献したみたいです。
(チーム数を増やしたり、テレビ放送を拡大したり)

NCAAトーナメントは、
今は甲子園みたいな国民的なイベントで、
自分も一番好きなスポーツイベントの1つなんで、感謝です。

面白いのが、ガンバが銀メダルを取ったモスクワ五輪で、
このギャヴィットさんがアメリカの監督になるはずだったとか。
アメリカは、このオリンピックをボイコットしたんで、
対戦は無かったんですけどね。

(写真はバスケットボール殿堂より)

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