カーディナルスが、マジック5のまま7連敗して、
歯痒いと言うか何と言うか...

もうこの週末までしか残ってないのに、
ナ・リーグのプレーオフは、メッツ以外まだ決まってません。


ア・リーグは、昨日4チーム出揃いました。
まだ、シードが決まってないんで、
組み合わせは分かりませんけどね。

もう紹介したのは、東で優勝したヤンキーズ と、
中地区から、最低でもワイルドカードを確保したタイガーズ

続いて決めたのは、
中地区をタイガーズと争うミネソタ・ツインズと、
西で優勝を決めたオークランド・アスレティックス(A's)です。


この2チームが似ているのは、どっちも低予算な事。
メジャー30チームの選手の合計年俸を比べると、
ツインズは19位、A'sは21位。

例年これくらいの予算で、
毎年のようにプレーオフ争いに絡んでくるのは、
フロントやコーチ陣の手腕でしょうね。


この2チームで一番のスターは、
ツインズのエース、ヨハン・サンタナ。

Johan

世界一かもしれないチェンジアップで三振を量産する、
記録でも、記憶でも、今のメジャーで最高の投手。

今年は、勝ち数(19)、防御率(2.77)、奪三振(245)の、
三冠王がほぼ確実で、
それ以上に、彼が投げる時は、
マウンド上に自信に満ちたオーラが漂ってます。


ツインズは、クローザーのジョー・ネーサンも、
メジャーを代表すると言っていいほどの選手なんで、
問題はサンタナ以外の先発。

サンタナのスタイルやフォームを真似た、
ルーキーのフランシスコ・リリアーノは、
12勝3敗で、防御率2.16だったのが、肘の怪我で脱落。

ベテランのブラッド・ラドキに期待です。


打撃ではまず、首位打者になるかもしれない(.350)
3番キャッチャーのジョー・マウアー。

Mauer

.432の出塁率を出しているマウアーと、
5番ファースト、ジャスティン・モルノーが
ツインズの打線の軸です。

モルノーも打率は.325で、
34本塁打、長打率.570、129打点と、パワーが光ってます。


A'sの打線を引っ張ってるのは、
去年の優勝のあとホワイトソックスから追い出された、
大ベテラン、4番指名打者フランク・トーマスです。

Thomas

昨年、一昨年は、
怪我でフル出場出来ていなかったのが、
今年はこれまでで134試合に出て、38本塁打。

打率は.271と、特に高くないですけど、
四球を多く選ぶので出塁率は.382。
さすがA's、38歳と言う年齢のために評価の下がった、
「マネー・ボール」的な選手を取ってます。


投手陣で一番有名なのは、
ベテランになりつつある、左腕バリー・ジートですけど、
打たれない事では、リッチ・ハーデン。

Harden

スローカーブが持ち味のジートとは好対照で、
ハーデンは速球にスプリットとスライダーを交えた投球。

A'sの先発投手の中では一番低い防御率(3.35)ですけど、
問題は4月に痛めた肘。
最近やっと戻ってきて、8試合にしか登板してません。


もう1人、ハーデンに少し似たスタイルの、
ダニー・ヘーレンもシーズン後半は好調なんで、
ハーデンさえ健康なら、先発は堅いです。

抑えも、36セーブのヒューストン・ストリートがいて、
投手陣は問題無さそう。

A'sが勝ち進むには、トーマス以外のバッターが、
プレーオフで活躍できるかどうかですね。

(写真はESPNより)

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