昨日に続いて、何年も前のような話。
休んでた間に自分が何してたのかは、
日本時間で、今日の昼過ぎから書き始めますね。

9月3日、「史上最高のリターナー」が、
20年以上にわたるプロ生活を終えました。

Agassi


長髪と奇抜な服装ヘアスタイルで目を奪い、
(同じ事2度書いてた...)
3つのメジャータイトルを取った
アガシの若手時代はインパクトが十分ありました。

ただ、それ以上に評価されるべきなのは、
98年から始まった選手生命の後半。

まず、36歳になるまでプレーできたのは、
この頃からのハードな筋力と心肺のトレーニングのおかげ。
一度はテニスへの情熱をなくしたようにも見えた人が、
1試合ずつ、1ポイントずつを大事にプレーする名選手になりました。


ライバルだったサンプラスに、
メジャータイトルの数では13対8で負けましたが、
全仏を取れなかったサンプラスに対して、
アガシは4つ全てのメジャーを取る生涯スラムを達成。

「イメージが全て」とCMでのたまった、
上っ面だけとも取れる若手時代とは裏腹に、
自分と相手をよく知り、しっかり試合を組み立てる能力が、
アガシをどのサーフェスでも力を出せる選手にしました。


ベンヤミン・ベッカーとの、アガシ最後の試合、
ちょっとしか見られなかったのは残念。

アガシの最後の勝利(バグダティス戦)は、
全部見られたんですけどね。


主役のアガシがいなくなった全米オープンは、
女子は決勝の2人、男子はベスト4が揃いましたね。


男子は、2番シードのラファエル・ナダルが、
ミハイル・ユジュニーに負けたのが意外。

それでも、先月フェレロに負けるなど、
今年のハードコートシーズンのナダルは、
圧倒的とはいえなかったです。


自分の予想 で書いたように、
ロディックの方にむしろ最初から期待してました。

ロディックは、ヒューイットをストレートで撃破して、
あとはユジュニーに勝てば久しぶりにメジャーの決勝です。


もう片方の準決勝は、フェデラーでほぼ決まりでしょう。

相手のニコライ・ダビデンコは、
レイトン・ヒューイットから激しさを取り上げたような選手。
フェデラー相手に打つ手の少ないタイプです。


女子の方は、モレスモがシャラポワに負けましたね。
6-0、4-6、6-0って言うスコアの通り、
異常な試合でした(笑)

シャラポワのショットが良く入っていた事以上に、
モレスモの自滅プレーが目立ちました。


もう1人のファイナリストは順当にエナン。

イェレーナ・ヤンコビッチ相手に、
第1セットを落として、第2セットで4-2でリードされましたけど、
そのあと10ゲームを連取して逆転勝ちしました。


この試合と、フェデラーの準々決勝(ブレーク戦)で思ったのは、
チャンピオンに弱みを見せると容赦ないな、って事。

フェデラーも、第1セットを取られて落ち込んだブレークに、
追い討ちをかけるように6-0で第2セットを取りました。
(その後ブレークが反撃しましたけど)

こういう肉食獣のようなkiller instinctで言うと、
この2人が今のテニスで一番じゃないでしょうか。


こんな話したところで思い出したんですけど、
「日本人が農耕民族だから○○」って話、やめましょうや。
しっかり検証してみると、ツッコミどころが多すぎます。

(写真はESPNより)

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(個人的には)何年も前のようにも思えるけど、
世界バスケのスペイン優勝についてちょっと。

España

試合について言うと、
スペインが作戦勝ちで、気合勝ち。
前半で勝負が決まりました。

マンツーマンとゾーンの守備を巧みに切り替えて、
選手それぞれも、相手の特徴をよく心得て、
プレーの流れを読んで守ってました。

ギリシャの選手がドリブル突破から外に回そうとしたとき、
スペインのナバーロが完璧に読んでパスカットしたときとか。


攻撃でもこんな読みがあって、
長い腕を生かした守備で、「オクトパスマン」と呼ばれてるらしい
ギリシャのディアマンティディスが、
リスキーな守備が好きなのを知っていたナバーロ。

シュートのフェイントでディアマンティディスを飛ばせて、
自分の上に落ちてもらう事で、何度もファールを取ってました。
ディアマンティディスのファールトラブルのせいで、
ギリシャの攻撃もリズムに乗れずじまいでした。

って事で、個人的にはナバーロの頭脳プレーを評価したいです。

Navarro

目立ったのはもちろん彼だけじゃなくて、
パウ・ガソルの怪我で出番が増えた、
フェリペ・レジェスや

Reyes

パウの弟マルク・ガソル

Marc

パウのために、って言う気迫で、
ギリシャの選手達を圧倒してました。


準決勝で足首を怪我したときは、
痛みと悔しさにパウが涙を流してましたけど、
この試合が終わろうという時に、
嬉し涙を見せてたのは感動しましたね。

スペインの選手は、こんなシャツをユニの下に着てました。

Pau tambien juega

Pau tambien juega.
パウも一緒にプレーしてる。

チームメイトの頑張りを応援で支えたパウの姿が、
とにかく印象に残りました。

Pau 4 Pau 3 Pau 2 Pau 1

グリズリーズとしては、
足首に手術が必要なのは痛い。

でも、妹が今日メールで書いてきたのが、
他の選手がプレーして、ずっと良くなれるからいいよ。

ポジティブ過ぎじゃ?とも思うけど、一理あります。
元々、今年のグリズリーズは
若手を多用していくつもりだったわけだから、
後になって、パウが抜けてたのがかえって良かった、
ってなるかもしれません。


試合終了後、一緒に喜んでる写真...

Espana

ハチマキ、向き間違ってるよ(笑)


日本では、最初から控えめな盛り上がり方で、
敗退してからはほとんど見向きもされなかったみたいですが、
スペインはこんなことになってました。

Espana 2 Espana 1

(写真はFIBAとMarcaより)

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NFL今日開幕しちゃうみたいなんで、慌てて予想。

各地区の順位予想と、
ワイルドカードを含めたプレーオフチームの予想は...


AFC


1.マイアミ・ドルフィンズ(2)
2.ニューイングランド・ペイトリオッツ
3.ニューヨーク・ジェッツ
4.バッファロー・ビルズ

ドルフィンズは、
去年はニック・セーバン新監督の指揮で頑張りました。
今年はさらにQBダンテ・コルペッパーが加わって、
強豪の仲間入りすると思います。

ペイトリオッツはワイルドカード逃す予想ですけど、
なんだかんだ言ってプレーオフ出ちゃいそう。


1.インディアナポリス・コルツ(1)
2.ジャクソンヴィル・ジャグアーズ
3.テネシー・タイタンズ
4.ヒューストン・テキサンズ

やっぱりまずここはコルツ。

ジャクソンヴィルもプレーオフが狙えるはず。


1.シンシナティ・ベンガルス(4)
2.ピッツバーグ・スティーラーズ(6)
3.ボルティモア・レイブンズ
4.クリーブランド・ブラウンズ

スティーラーズが去年優勝しましたけど、
RBジェローム・ベティスが引退して、
QBベン・ロスリスバーガーはバイクで大怪我。
疑問が多いままです。

ベンガルスもQBカーソン・パーマーが、
去年のプレーオフの怪我から復帰しきれるかどうかが鍵。

西
1.カンザスシティ・チーフス(3)
2.デンヴァー・ブロンコズ(5)
3.サンディエゴ・チャージャーズ
4.オークランド・レイダーズ

チーフスは、
RBラリー・ジョンソンがMVP候補です。

ブロンコズは、派手さが無いけど強そう。


NFC


1.ニューヨーク・ジャイアンツ(4)
2.フィラデルフィア・イーグルス(5)
3.ワシントン・レッドスキンズ
4.ダラス・カウボーイズ

ジャイアンツが去年の地区チャンピオン。

イーグルスは、
WRテレル・オーウェンスの悪影響が消えて、
QBドノヴァン・マクナブも今のところ健康です。


1.カロライナ・パンサーズ(3)
2.タンパベイ・バッカニアーズ
3.アトランタ・ファルコンズ
4.ニューオーリンズ・セインツ

ドラフトで、
メンフィス大のRBディアンジェロ・ウィリアムスがパンサーズ入りして、
前から好きだったチームをさらに応援できそう。

バックスとファルコンズも、
プレーオフ争いに顔を出すと思います。
セインツはまだ駒が足りないです。


1.シカゴ・ベアーズ(2)
2.ミネソタ・バイキングズ(6)
3.デトロイト・ライオンズ
4.グリーンベイ・パッカーズ

ベアーズは、守備の力でかなり良さそう。
安定してないQBのプレーが鍵ですね。

バイキングズは、
レベルの低いNFCだからプレーオフに行くチャンスあり。

西
1.シアトル・シーホークス(1)
2.アリゾナ・カーディナルス
3.サンフランシスコ49ers
4.セントルイス・ラムズ

去年準優勝したシーホークスは、
現時点でNFL最強との声も。

カーディナルスは若いWR陣に、
QBカート・ワーナー、RBエジャリン・ジェームズが加わって、
派手な攻撃を見せてくれそう。

49ersには、6勝くらいを目指して欲しいかな...


スーパーボウルに出るのは、
AFCからコルツ、NFCからパンサーズ。

コルツが勝って、
ペイトン・マニングが念願の初優勝。


Week 1は、開幕戦のドルフィンズ×スティーラーズから、
ファルコンズ×パンサーズ、
ベンガルス×チーフス、
チャージャーズ×レイダーズなんかが楽しみ。

でも目玉は、コルツ×ジャイアンツ。
NBCのSunday Night Football、マニング兄弟の対決ですね!

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ただいま~、
っと、最近4日間の話はもうちょっと整理してからしますけど、
ノーヒットノーランがあったみたいですね!

Sanchez


マイアミでの、
アリゾナ・ダイアモンドバックス×フロリダ・マーリンズの試合、
マーリンズのルーキー、アニバル・サンチェスが、
アリゾナを4四球と1失策での出塁だけに抑えました。

(ESPNのハイライト 、MLBのハイライト (Videoって書いてあるとこ)
あと、$3.95で試合全部の映像が買える とか(笑))

メジャーリーグでノーヒットノーランが出たのは、
2年前の5月18日、
当時アリゾナにいたランディー・ジョンソンが、
アトランタ相手に完全試合を達成して以来。

このブログ始めてから、
最初のノーヒッターです(笑)


アニバル・サンチェスは、
これがメジャー14回目の登板。

ここまでの投球成績は、
7勝2敗、防御率2.89と、見事です。


それでも、マーリンズのルーキーの中で、
一番目立つってわけでもないんですよね。

同じ先発投手のジョッシュ・ジョンソンは、
12勝6敗、防御率2.99。

スコット・オルセンは、防御率4.07でも12勝7敗です。

二塁手のダン・アグラ(メンフィス大出身)は、
打率.289、22本塁打、81打点、出塁率.351、長打率.494。

遊撃手のハンリー・ラミレスも、
打率.283、13本塁打、49打点、出塁率.347、長打率.459。


これだけルーキーに依存したチームも少ないですね。

3年前優勝したメンバーが2人しか残ってないって事 で、
シーズン前からそれは分かってましたけど、
それでプレーオフ争いに残れるとは思って無かったです。

今日の勝ちで、マーリンズは70勝69敗。
ナ・リーグのワイルドカードレース1位のパドレスから、
たったの2.5ゲーム差です。

ナ・リーグのレベルが低いにしても、
これは有名選手と引き換えにいい若手を取ってきたフロントと、
若手をしっかりまとめたジョー・ジラーディ監督は、
ホントにいい仕事してるって事ですね。

(写真はESPNより)

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シアトルに住んでっていうのに、
わけあって昨日からシアトル旅行気分。
昨日はここの更新も休んじゃいました。

あと2日旅行して、それから帰った(?)後、
スペインの世界バスケ優勝や、
アガシ引退についてなんか、書こうと思ってます。


詳細どれくらい明かすかまだ決めてないけど、
今度の旅行の話もそのうち。

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大学フットボール、最初の土曜に、
(APの記者ランク)トップ25に入ったチームが負けたのは、
結局自分のアメフト初めだった試合だけ。

Rocky Top


カリフォルニア大(バークリー校)18-35テネシー大

17点差で終わりましたけど、
3rdクォーター、テネシーが35-0でリードしたところで、
スタメンを外し始めたのが大きいです(笑)
(この辺で、テレビも他の試合に切り替えました)

相手の攻撃をほぼ完璧に抑えて、
QBエリック・エインジも、落ち着いたプレーでTDパス4つ。

特に目立ったのは、
Calの選手が横に流れて走るのを、
テネシーの守備の選手がぴったりくっ付いて、
前に進ませなかったプレーの多さ。

西海岸のPac-10は、
攻撃にタレントが偏ってるんで、
横に流れるだけで振り切れることが多いんでしょうね。


普通、高校が金曜、大学が土曜、プロが日曜なんですけど、
今週末は明日、明後日も大学の試合があります。

明日は、メンフィス大とオールミス(ミシシッピ大)や、
ケンタッキー大とルイヴィル大の、
ご近所ライバル対決など。


で、今週の目玉は月曜の試合。
11位のフロリダ州立大と、12位のマイアミ大。

どちらも実力があるのはもちろん、
同じフロリダ州の縄張りをかけた大一番です。

ESPNが放映権を持ってるんですけど、
この放送の仕方がすごいんです。


メインチャンネルのESPNでは、普通の高画質中継。

ESPN2では、
両監督などを追う、複数パネル放送。

大学スポーツのESPN Uでは、
フィールド上のカメラからの迫力映像。

スペイン語チャンネルのESPN Deportesでは、
普通の中継にスペイン語の解説。


他にも、ESPNのホームページなどで、
解説者とのチャットがあったり、
とにかく色々です。

火曜日には、ESPN Classicで、
このカードの過去の名勝負を何試合も流すとか。
(フィールドゴール1つで決まった事が何度もあるカードです)

極端なほどこの1試合に注目した放送予定。
称して、ESPN Full Circle だそうです。


いやはや。
明日から、大事な大事なお客さんが来るんで、
自分は多分見られないのは残念(笑)

(写真はESPNより)

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NFLは来週開幕だけど、
カレッジフットボールは今週から。

早速テレビで見てますよ。


アメリカの巨大スタジアムと言うと、
94年ワールドカップ決勝のローズボウルなんかは、
サッカーファンでも覚えている人はいると思います。
そのローズボウルは、
UCLA(カリフォルニア大ロサンジェルス校)のホーム。

95,000人入るローズボウルより大きいスタジアムが、
大学フットボールには4つもあります。

107,501 ミシガンスタジアム(ミシガン大)
106,531 ビーヴァースタジアム(ペンシルバニア州立大)
104,709 ニーランドスタジアム(テネシー大)
101,568 オハイオスタジアム(オハイオ州立大)


今日見てる試合は、
Cal(カリフォルニア大バークリー校)とテネシー大の試合。
104,709人入るニーランドスタジアムでの試合です。

Neyland Stadium

メンフィス大のファンとしては、テネシー大はライバルですけど、
テネシーなどのいるカンファレンス、SECが好きなんで、
テネシーを応援してます。

この次に放送されるのも、
USC(南カリフォルニア大)とアーカンソー大で、
西海岸のPac-10と南部のSECの対決。

これもアーカンソー応援だけど、USCが強いんで厳しいです。


シーズン前のAPの記者ランキングはこんな感じ。
(カッコ内は州)

1.オハイオ州立
2.ノートルダム(インディアナ)
3.テキサス
4.オーバーン(アラバマ)
5.ウェストバージニア
6.USC(カリフォルニア)
7.フロリダ
8.ルイジアナ州立
9.Cal
10.オクラホマ

決勝戦の予想は、
オーバーンとノートルダムの試合で、オーバーンの勝ち。
...だといいなぁ(笑)


Cal、9位にランクされてますけど、
テネシーの10万人の応援にのまれてます。
スピードでも、タフネスでもテネシーが勝ってるように見えるし。

まだハーフタイム直後とは言え、21点差。
負けてトップ10から脱落しそうですね。

(写真はESPNより)

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ジェームズ・ブレークがこんな格好でした(笑)

Blake

10年以上前のアガシの真似。

Agassi

この大会を最後に引退するアガシを称えて、ですね。


アガシは、最近2年神経系の腰痛に悩まされて、
今回も痛み止めを打ってやっと試合をしてるんですが、
痛みが無いために、無理をしてしまうこともあります。

テニスが終わっても、人生終わりじゃないんで、
最後で体が変な事にならないよう気をつけて欲しいところです。

(写真はBBCとESPNより)

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アメリカが負けましたね~

敗因としては、
アメリカがフリースローを58.8%(20/34)しか決めなかったのと、
ギリシャにシュートの62.5%(35/56)を決められた守備ですね。

特に守備で苦しんでたのは、
ギリシャのピック&ロール。

ビッグマンがかけたスクリーンで、
ボールを持ったガードからマークが外れると、
ガードの3ポイント。

ガードを意識しすぎて、
ビッグマンからマークが外れた時には、
他の選手のヘルプディフェンスが遅れて、
大抵ビッグマンへのパスがフリーなシュートに繋がりました。

アメリカには、このピック&ロールへの対応策が、
基本的に無かったように見えました。
毎回守備の選手がその場での判断を迫られるんで、
躊躇して、後手後手に回ってしまった。

FT以外、アメリカの攻撃は悪くなかったんですけど、
守備で止められなかったら追いつけませんからねぇ。


でも、そんなアメリカの問題点が負けに繋がったのも、
ギリシャのプレーが良かったから。

特に目立ったのは、
アメリカの誰も守りきれなかった、
巨漢ソフォクリス・ショルツィアニティスと、
(14点。1個しかリバウンド取らなかったのが謎だけど、笑)
ビッグショットを何度も決めた、
バシレイオス・スパヌリスとディミトリオス・ディアマンティディス。
(22点と、15点5アシスト)

1stクォーターには14点に抑えられたのが、
2ndと3rdの20分で63点。
ボールを持っていないところでしっかり動く、
基本に忠実な攻撃、見事でした。


で、もう1つの準決勝、スペイン×アルゼンチン。
実はこっちの方がずっと楽しみでした。

このカード、
なんとスペインが6連勝してたらしいんですが、
好スタートを切ったのはアルゼンチン。

最初の4分くらい、
いい守備でガソルにボールを入れさせず、
効率のいい攻撃で点差をつけました。

でも1stクォーターの残り時間は、
スペインがガソルを起点にして追い上げます。

このあと30分は、内容的には互角の勝負でした。


華麗なパスの連発に、ちょっと期待してたんですけど、
それはかな~り甘かったです(笑)

クラブチームでは相手の選手とチームメイトだったり、
とにかく相手を知り尽くした両チームで、
2年前のNBAプレーオフ、ピストンズ×ペイサーズのような、
当たりの激しい、フィジカルな試合でした。

そうなると、アルゼンチンのアンドレス・ノチオーニ、
スペインのホルヘ・ガルバホサ、目立ちますねぇ(笑)


アルゼンチン、ジノビリは外からはシュートが入ったのに、
中に切り込んでの仕事はいまいちでした。

それも、
ガソルのインサイドの影響が強かったからだと思います。
ルイス・スコラのインサイドでの機敏な動きで、
レイアップのチャンスとかが作れるんじゃ、と思ってたのも、
ガソルなど、スペインのインサイドに抑えられてました。


アルゼンチンは、アテネ以来ほぼ同じチームなんで、
見たことのないようなプレーはなかなか無かったですけど、
スペインは若手が何人か出てきて新鮮なものがありました。

PGセルヒオ・ロドリゲスとSGルーディー・フェルナンデスは、
20歳と21歳の控えガードコンビ。
この大会で、2回派手なアリウープを決めてます。

この試合では、アリウープは失敗しましたけど、
インテリジェントなプレーで、
ブレーザーズに入ったロドリゲスはNBAでも期待出来ますし、
ルーディーは、来年ドラフトされていい運動能力があると思います。


最後まで接戦で、スペインがリードしている残り2分弱、
ガソルが足首に怪我をして外れてしまいました。
そこでアルゼンチンが追い上げたのが届かず、
スペインが1点差で勝利。


スペインとギリシャの決勝、
アルゼンチンとアメリカの3位決定戦で、
3位決定戦の方が知名度の高い選手がいますね。

決勝、スペインに勝って欲しいですけど、
ガソルの怪我がどんな様子なのか...
決勝には出られなさそう、っていう情報が入ってます。

最低でも、NBA開幕までには治る怪我であって欲しいです。

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ボリス・ベッカーじゃなくて、
ベンヤミン・ベッカーですが。

アンドレ・アガシ×マルコス・バグダティス(8)
6-4
6-4
3-6
5-7
7-5

とんでもない試合でした。

第1セットにバグダティスが転んで左手首を傷めて、
バックハンドの精度が落ちます。

その影響もあって、
アガシが最初の2セットを取ります。

アガシのプレーのレベルは高かったですが、
ここまでは、バグダティスが全豪で見せたような、
観客のエネルギーから自分の感情を高めて、
プレーのレベルも上げるようなところが無かったです。


第3セットの最初のゲームの途中で、
アーサー・アッシュスタジアムの観客がウェーブ。
試合進行が遅れたところで、
初めてバグダティスが笑顔を見せます。

第3セットの途中から、
バグダティスがアガシを動かすショットを意識し始めて、
双方とも、ベースラインで相手を振り回すショット、
ドロップショット、ロブと、動き回ってのテニスになります。

バグダティスの感情の入ったプレーも戻って、1セット返します。


第4セットは、ローラーコースター。
アガシの4-0になったかと思うと、
バグダティスが4-4で並んで、
アガシが5-4としたあと、
3ゲーム連取でバグダティスがセットを取りました。

バグダティスが派手にガッツポーズをして、
アメリカ人のブーイングも始まります。


第5セット、バグダティスがいきなりブレークして1-0。

ただ、このゲームの後、
太もものマッサージを受けました。
確かに少し動きが鈍って、ブレークをすぐに返上。
1-1。

この後、2人とも疲れているとは思えないテニスで、4-4。


次のゲーム、なんとバグダティスが足を攣らせます。
太もものマッサージをすでに受けていたために、
ゲーム中の治療は許されません。

足が攣ったまま、いくつもポイントを取るバグダティス。
ポイントの途中は攣っているようには見えないのに、
ポイントの合間にストレッチしているのを見て、
当然、観客のブーイングが戻ります(笑)
(この辺、説明しても伝えられないです)

20ポイント以上のゲームで、アガシがなんとか5-4に。
バグダティスは、やっと治療を受けます。


治療の結果、バグダティスの動きが少しは戻りますが、
1ゲームとっただけで終わって、
アガシが何とか勝ちました。

真夜中を30分以上過ぎるまで続いた試合でした。

西海岸だと5時半開始だったんで、
試合終わってから夕食を食べるか、と思ったら、
9時半過ぎまで試合...

しかも、今夜は世界バスケ準決勝だし...

ちょっとした反応でも、匿名コメントでも歓迎です